2008年度から慶應義塾の団体として新たなスタートを切った、旧共立薬科大学の団体「香粧部(こうしょうぶ)」。
部員は総勢19名、全員女性だ。
普段なかなか訪れる機会のない芝共立キャンパスで、彼女たちはどのような活動を行っているのだろうか。
部員の鈴木恵美さん(薬2)に話を伺った。
実験室で香水作り

香粧部は主にアロマテラピーや化粧品に関しての実験を行っている団体です。
最近できた新しい団体だと思われがちですが、歴史ある伝統的な部なんです。
創薬物理化学研究室の金澤秀子先生をはじめ、顧問の伊藤佳子先生、大学院生、卒論生の皆様に力をお借りして活動をしています。
――どのような活動をされているのですか?
学期中は週に1回例会を開いていて、実験の内容や共薬祭での展示物についての話し合いをしています。
長期休みには大学の実験室を1日か2日間借りて、例会で決めた実験を実際に行うんです。去年は香水やマニキュア、バスボム、アロマキャンドルなどを作りました。
でも、こういった実験以外にもどんどん新しいことを始めたくて。化粧品会社へ企業見学に行くこともありますし、勉強のため薬草園に行ったりもしています。
自分の手で作りたい

まずは実験の題材決めから始めます。
メンバー全員に、なんでもいいのでどんな実験がしたいかアンケートを取るんです。
そこであがったものを以前行った実験と照らし合わせて、 保存期間や作りやすさなど様々な要素を考慮した上で数を絞り再度アンケートをとって決定します。
普段の授業で培った知識を生かして安全性などもしっかり考えます。
今年の夏休みに豆乳せっけんをつくる実験を行ったのですが、これは豆乳にふくまれるイソフラボンが女性ホルモンと似た構造を持っているという特徴を利用した実験です。
学校で用意できない道具には、市販の油や豆乳など身近なものを使用しました。
基本的に、実験後は化粧水ならば水分測定など必ず何らかの効果測定を行い、その結果やデータを共薬祭で発表することにしています。
――失敗のエピソードはありますか?
やはり実験なので、失敗は正直たくさんあります。
ただ、成功や失敗にこだわるよりも実際に作る過程を体験すること、
できあがったものを自分で試してみることに意味があると思います。
以前にきゅうりの化粧水を作成したことがあるのですが、においがきつくて実用性のないものになってしまいました。
でもアイデアや作成過程としては非常に面白かったと思います。
――実験を通じて得られたものはなんですか?
化粧水やバスボムなどは意外と簡単に作れるということがわかりました。
個人でこだわれば、化粧水ならば市販のものよりも自分の肌に合ったものを作ることができたり、
バスボムならば好みに合わせて色や香りなどを楽しむことができます。
実験を繰り返すほど、質の高いオリジナルなものを自分自身の手で作りたいという意欲が湧いてくるんです。
新しいことに挑戦しようという気持ちにもつながってくるので、
今後も様々な実験にチャレンジしていきたいですね。
知識だけじゃない

アロマやハーブ、メイクやスキンケアについて皆で勉強したり、
料理教室などにも参加したいと思っています。
他にもハーブやさつまいもなどの菜園をやろうという意見も出ています。
新しい知識を増やす勉強はもちろんですが、実際に体験して何かを身につける活動にも、力を入れていきたいです。
リンク:
香粧部ホームページ:http://kpkousyou.web.fc2.com/top.html
塾総Webと塾生旬報vol.10の連動企画 「MISS×香粧部」 はコチラ!!
記事担当:大岡史門 (取材日:2008年8月25日)












